自然に学ぶ夏の学校について

東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻 加藤泰浩研究室では、「自然に学ぶ夏の学校 ~むし・ほし・いしの3日間~」と題して、子どもたちが自然に親しみながら学んでいくことのできるサマースクールを開講しています。大自然の中での3日間の合宿の中で、昼間には鉱物観察や鉱物採集、昆虫採集を行い、夜間には星空観察や灯火を用いた昆虫採集を行っています。さらに、子どもたちに自然を深く知る面白さを知ってもらうために、教員や学生が科学的視点を用いて、自然をよく観察して考える方法を教えています。2015年から現在までに延べ240人以上が参加してきました。

2020年と2021年には、新型コロナウイルス感染拡大に対応するため、合宿形式を一時中断したうえで、情報通信技術を用いたオンライン自然体験教室「自然に学ぶ夏の学校 Online」を実施しました。そして2022年は、新型コロナウイルス感染拡大に対する規制の緩和を受けて、「いし」に関する体験学習を、私たち加藤泰浩研究室が普段研究を実施ている東京大学工学部で対面で実施しつつ、「むし」と「ほし」の体験学習をオンラインで実施する、「自然に学ぶ夏の学校 Hybrid」を実施いたします。

「自然に学ぶ夏の学校 Hybrid」では、オンラインであっても現地にいるかのような体験ができるよう、情報通信技術を駆使した新しい自然体験学習コンテンツを提供しようと考えています。私たち加藤泰浩研究室は、子どもたちの世界を見る目が変わるような魅力的な学習内容を日々考え、子どもたちに会い、たくさんのお話ができることを楽しみにしています。